
できるだけ短い時間で前置詞forのコアイメージをマスターしたいのですが、どうすればいいですか?

前置詞forのコアイメージを利用した例文を19パターン用意しました!
これらのforの使い方さえ、イメージとして掴んでおけば英文の読解で困ることはないでしょう!
【このブログで前置詞onを学習するメリット】
- 問題形式で確認できる
- 使い方19選には「日本語訳」と「解説」がついている
- コメント欄で質問して貰えば、解説をすぐに更新します
前置詞atのコアイメージは「点」
前置詞atのコアイメージは「点」で捉えるです。
平面や数値などを「点」で捉えているイメージで覚えましょう。

また、「点で捉える」と言うことは「特定の1つ」を選んでいることにもなります。
この感覚も合わせて把握しておいてください。
atのコアイメージの拡張において重要になってきます。
コアイメージだけを聞いてもイメージしにくいと思うので、atの使い方を通してイメージを定着させていきましょう。
まずは短いatの使い方を確認して、イメージをつかんでいきましょう。
- at 10 a.m. (午前10時に)
まずはatの定番の使い方である「時間」に関する使い方を見ていきましょう。
中学生の時に「時間を表現するためにはatを使う」と丸暗記で勉強しているかもしれませんが、丸暗記すべきは「atは点で捉える」と言うコアイメージです。
at 10 a.m. (午前10時に)の場合、「時間」と言う概念を数値として「点」で捉えているイメージをしてください。
「時計の針が時間を指している」様子から覚えてもらってもいいと思います。
まずはatは「点」で捉える感覚を覚えてしまいましょう!
前置詞atの使い方
それでは前置詞atの使い方を13パターン紹介します。
ここでは、atの例文を覚えるのではなく、atのイメージを掴むことに集中してください。

わからないことがあればお気軽にコメントで質問してください。

「発生地点」を表現するat
They live at 18 Victoria Street.
彼らは/住んでいる/18番地に/ヴィクトリー通り
「彼らはヴィクトリー通り18番地に住んでいる」
「発生地点」を表現するatでは、地図上の平面で「発生地点」を「点」で捉えている感覚です。
頭の中に地図を想像してみてください。地図ってのは「平面」ですよね。「平面」の1点を示すイメージです。
これがatのコアイメージです。
参加する「イベントや活動」を表現するat
I’m sorry, Pam’s at lunch just now.
私は/申し訳ない/パムはいます/昼食に/今
「申し訳ありません。パムは今昼食に出ています」
参加する「イベントや活動」を表現するatは、atのコアイメージを当てはめにくい使い方です。
atのコアイメージの1番の山場だと思ってもらえればと思います。
atの語源はnearのニュアンスを含む言葉です。
そのために点で捉えた周辺(near)に関係する概念も含むイメージがあるそうです。
当事者が参加している「イベントや活動」を点で捉えて、それに関係する内容(nearな内容)に関係しているイメージとなります。
少し捉えにくいかもしれませんが、現代の英語の使い方が語源から離れるとこのようにイメージしにくい使い方も少なからず存在します。
このような使い方は英語学習をしていく中で少しずつ慣れて行けばいいかなと思います。
勉強の場としての「学校」を表現するat
Hulme was a student at Oxford in the 1960s.
Hulmeは/生徒でした/オックスフォードの/1960年代
「Hulmeは1960年代にオックスフォードの学生でした」
勉強の場としての「学校」を表現するatの使い方も、コアイメージを当てはめにくい例の1つです。
コアイメージを当てはめにくい使い方はここまでなので頑張りましょう!
今回も先ほどと同じように、点で捉えた周辺(near)に関係する概念も含むイメージを利用します。
学校という概念は様々なアクティビティーがありますよね。
これを捉えるために、点で捉えた上でその周辺(near)に関係する概念も含んでいるイメージを利用しましょう。
「発生時間」を表現するat
The film starts at 8 o’clock.
その映画は/始まる/8時に
「その映画は8時に始まります」
「発生時間」を表現するatでは、時間を数値として「点」で捉えています。
8 a.m.という「点」に「特定」の感覚が含まれていることも念頭に置いておきましょう。
「点」=「特定」この感覚も大切です。
「特定の期間」を表現するat
We go to Midnight Mass at Christmas.
私たちは/いきます/Midnight Massに/クリスマスに
「私たちはクリスマスにMidnight Massにいきます」
「特定の期間」を表現するatは、「点」=「特定」を活用した使い方ですね。
クリスマスという特定の1日の周辺(語源のnearのニュアンス)を踏まえて、「期間」として捉えているイメージです。
使い方の他の例としては、at nightがあります。
「動作の対象」を表現するat
He gazed up at the sky.
彼は/見つめた/見上げて/空を
「彼は空を見上げて見つめた」
「動作の対象」を表現するatでは、簡単にコアイメージを当てはめることができるのではないでしょうか?
点として捉えたもの(atの後ろにくる名詞)が「動作の対象」となっています。
今回のgazeであれば、「見つめる」という動作に対して、atを利用することによってより「1点に集中して(動作の対象として)」gazeしているイメージとなります。
「原因」を表現するat
The children all laughed at his jokes.
その子供たちは/みんな/笑った/彼のジョークに
「その子供たちはみんな彼のジョークを笑った」
「原因」を表現するatは、後ろに来た名詞が「原因」となって動作が行われています。
今回の例文であれば、The childrenがlaughed(笑った)のはどう考えても、his jokesが「原因」です。
笑った結果、その笑いが彼のジョークに向けられるのは不自然ですよね。
原因はatの後ろのジョークにある感覚をつかんでおきましょう。
「教科・活動」を表現するat
I’ve always been good at maths.
私は/いつも/よかった/数学が
「私はいつも数学が得意だった」
「教科・活動」を表現するatでは、atの語源となっているnearのニュアンスを拡張してイメージしましょう。
数学という概念を点で捉えた上でその周辺(near)に関係するものも含む感覚です。
「特定の状態」を表現するat
Many children are still at risk from neglect or abuse.
多くの子供たちは/いる/まだ/危険の状態に/ネグレクトや虐待の
「多くの児童が今なおネグレクトや虐待の危険に晒されている」
「特定の状態」を表現するatも、atの語源となっているnearのニュアンスを拡張して捉えましょう。
先ほどから何度も説明しているように概念は点で捉えて周辺(near)も含んでいる感覚ですね。
riskという概念には幅がありますよね。
点としてriskを捉えた上で周辺(near)も含んでいるイメージです。
「金額」を表現するat
old books selling at 10 cents each
古い本/売られている/10セントで/それぞれ
「1冊10セントで販売されている古本」
「金額」を表現するatは、数値を点で捉える感覚ですね。
ここは問題なくイメージできると思います。
atの定番の使い方、「数値」は「点」で捉えましょう。
「年齢」を表現するat
You should have more sense at your age.
あなたは/持つべきである/より多くの感覚を/あなたの年齢で
「あなたの年齢ではより多くの感覚を持つべきである」
「年齢」を表現するatも、年齢という数値を点で捉えるイメージです。
今回の例文では数字ではなく、your ageに対してatが使われています。
your age自体は数値ではありませんが、その中身は数値ですよね?
だから、点で捉えてることになります。
「速度」を表現するat
The Renault was traveling at about 50 mph.
The Renault(車のルノー)は/走っていた/時速約50マイルで
「The Renaultは時速約50マイルで走っていた」
「速度」を表現するatも、数値を点で捉える感覚です。
スピードメーターの針が時速を指している様子からも点で捉えているイメージはしやすいのではないでしょうか?
「最大・最小」を表現するat
The garden is at its best in June.
その庭は/存在する/そのベストで/7月に
「その庭は7月が見頃です」
「最大・最小」を表現するatにもatを利用します。
最大値や最小値は数値であることもありますが、端であることからも点で捉えやすいイメージなのでしょう。
まとめ
「前置詞atのコアイメージ」はいかがだったでしょうか?
使い方を覚える必要はありませんが、コアイメージから連想できるように何度も繰り返し確認することをお勧めします。
前置詞の使い方の感覚を身につけることができれば、より繊細な英語表現を理解したり、表現できるようになります。
英単語や英文法を強化することも重要ですが、前置詞のイメージを定着することが英語力を上げる近道だと思います。
わからないことがあれば、下のコメント欄からお気軽にコメントしてください。

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